るびりんブログ

鼻に風の当たる場所でなければ、頭がぼんやりしてしまって考えることができない。

記憶、感情、思考は細胞にある

「こころ」はいつ誕生したのか。


人は人にだけ「こころ」があるという。


しかし、単細胞生物にも、
好みや、記憶があることがわかってきている。


ゾウリムシや粘菌がそのことを教えてくれる。


私たちの体を構成する細胞はどれ一つをとっても
全体のことなど知る由もない。
それにも関らず、私たちは一個体として思考し、
行動する。


一つの細胞として誕生した時点ですでに備わっていた能力が、
このような中央指令室を持たずとも巧妙に調整される形で
統合されていった結果が私たちなのであり、
動物たち、植物たちなのだ。


そしてまた、
私たちが意識や思考だけの存在ではないという
厳然たる事実も見えてくるのだ。