るびりんブログ

鼻に風の当たる場所でなければ、頭がぼんやりしてしまって考えることができない。

2016年7月のブログ記事

  • ヒトの生きる道

    動物とヒトは違うか。 動物とヒトは一切違わない。 裸になり、言葉を話し、手を使い、家を建て、都市を作ったヒト。 ヒトの歴史を振り返ってみよう。 サルの仲間がイモを主食とすることで別の種への道を歩き始めた。 イモを掘るために道具を使うことで親指が他の指と対向して器用な手になった。 道具やイモを運ぶこ... 続きをみる

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  • 国際貢献・社会貢献を考える前に

    あなたの善意を無駄にしないためには賢くならなくてはいけない。 自己満足に終わらせないためには賢くならなくてはいけない。 なぜ、義捐金を送って減税を受けることができるのは、 送り先が赤十字など特定の団体を通す場合に限られるのか。 なぜ、国際化は歓迎されて、 自主独立、地方や民族の経済的・政治的自立は... 続きをみる

  • 動物の自己暗示

    ライオンに言わせれば、一日三食食べる必要はないし、肉も生で食べれば野菜を食べる必要はないそうだ。→「動物的思考のすすめ。動物目線で考えると健康的な生き方が出来るかもしれない。 | とらっぷる」 同じようなことは、病気やケガの治療にも言えるのではないか。 『自己暗示』や『催眠法の実際』によると、暗示... 続きをみる

  • ヒト

    最初は目も口も鼻も持たなかった生物が、 目や口や鼻を持つようになったのは、 当然のことだろう。 光を感知できれば、 光を感知できない生物よりも 有利なことが多いだろうから。 口や鼻も同様に、生存のために有利だったから 発達したのだろう。 知能や心もまた、同様に考えることができるだろう。 単独行動を... 続きをみる

  • 労働と身体

    お仕事お疲れ様です。 楽で金になる仕事はないものでしょうか。 そんな仕事があれば、誰でも飛び付きますよね。 江戸時代の人々は歌いながら仕事をすることで 労働が苦役にならないように工夫していたそうですよ。 けっこうゆったりとした仕事ぶりだったようです。 労働歌は、生の苦労を和らげるための 工夫だった... 続きをみる

  • 本来の姿を思い出そう

    人は 小規模な群れを作り、 定住せず、 乱交であり、 裸体を恥じず、 耕さず、 動物を飼わず、 穀物を食べず、 子どもをしからず 平均寿命は短く 生殖能力を高齢まで維持し その日暮らしであり 老いれば死を受け入れる。 ヒトにとって幸福かどうかを決めるのは 客観的な事実ではなく 主観であり、 自己暗... 続きをみる

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  • 明治は、戦争の時代であった

    『墓標は語る』を読み直してみた。アメリカは、その歴史のうち93% - 1776年以来の、239年中、222年間が戦争であるとは聞いていたが、明治維新後の日本も似たようなものであった。 明治六年*に徴兵制が開始され、士族の内乱や、義和団の乱への派兵、台湾統征など、日清・日露の両戦争の最中以外にも、徴... 続きをみる

  • 理想ではなく現実を生きる

    名著紹介『身体の人類学』:利己主義者である私たちが生き残る道 書評『身体の人類学 カラハリ狩猟採集民グウィの日常行動』 死ねば砂に帰るだけだと言い 愛人を持つことを認め 他人の子と知りながら育て プライバシーはありながらも 「秘密を持つことが社会を滅ぼす」 と達観している。 それを実現できるのは理... 続きをみる

  • 税金のない国 ラコタ共和国

    「アメリカ合州国」で2007年の暮れに、 「ラコタ共和国」が分離・独立し、新国家として新年を迎え、世界に承認を求めました。 1868年、ララミー砦で、アメリカ政府はスー族国家連合に対して、一帯を「スー族固有の土地」として保有を条約で確約しました。この条約はしかし、150年経た今でも履行されていませ... 続きをみる

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  • 常識を疑う:動物と本能

    名著紹介『猫になった山猫』―猫について語るなら読んでおきたい名著 書評『猫になった山猫』 動物たちの生態は環境に応じて大きく変化するようです。 ライオンは、オスとメスが別々に暮らしていましたが、15年程前から産業の発展や人口増加に伴って生活環境が悪化したため、メスと子どもによる群れにオスが接近する... 続きをみる

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  • キリストの本心―農耕を禁ず?

    明日のことを思いわずらうな。空の鳥を見よ。彼らは種を蒔くことも刈り入れることも、納屋に貯めることもしないのに、神はよくしてくださるのだから。あなた方によくしてくださらないはずがあろうか? 『イシュマエル』220ページ 私たちが農耕を開始すれば、明日のことを思いわずらわなければならない日々が訪れる。... 続きをみる

  • ベーシックインカムを考える社会と考えない社会

    ベーシック・インカム(べーしっく・いんかむ)とは - コトバンク 就労や資産の有無にかかわらず、すべての個人に対して生活に最低限必要な所得を無条件に給付するという社会政策の構想。 一方その頃 名著紹介『虫はごちそう』:「ダシ」を味わう繊細さ 書評『虫はごちそう』 アフリカは、訪れる前までとても遠い... 続きをみる

  • 人生にとって大切なもの

    名著紹介『幸せな旅立ちを約束します 看取り士』人生を幸せに締めくくるために 書評『幸せな旅立ちを約束します 看取り士』 資格をとること。 生活費を稼ぐこと。 海外旅行やスポーツ観戦を楽しむこと。 ビッグプロジェクトに携わること。 親孝行をすること。 子どもをしっかり育てること。 そんなことは重要で... 続きをみる

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  • 常識を疑う:定住生活のデメリット

    名著紹介『人類史のなかの定住革命』 書評『人類史のなかの定住革命』 秘境を訪ねる探検隊は、文明と接触したことのない種族の「村」を見つける。 ありがちなストーリーである。 私たちは、人は村を作って暮らす生き物であると思い込んでいる。ところが、人に近い生き物であるゴリラ、チンパンジー、オランウータンの... 続きをみる

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  • 子育てにおける最初の三年間の重要性/養育者との安定した関係

    名著紹介『豚と精霊 ライフサイクルの人類学』 書評『豚と精霊 ライフサイクルの人類学』 「子供にとって決定的に重要な最初の三年のあいだ、ムブティの母親はいつも子供と緊密な接触をたもちながら、ふたりでひとつの存在であるかのようにすべてをわかちあっている。子供にとってはこの経験が本当に大切である。母親... 続きをみる

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  • 空間に描く言葉「手話」

    名著紹介『インディアンは手で話す』 書評:『インディアンは手で話す』 インディアン関連の本ということで手にとったのですが、手話と言葉について独特な視点から語られている貴重な一冊でした。

  • 自然界を見て

    命のあるうちに遊ぼう 命のあるうちに子をもうけよう 若い時代を楽しもう 命を謳歌しよう 運命には抗わず 理想を掲げず ただ生きていこう 病や死を恐れて 保険や備えばかりに生きていては 生きている意味自体がなくなってしまう。 人は、理想を求めて 自ら進んで地獄を生み出す 唯一の生き物である。 ライオ... 続きをみる

  • スイカ

    スイカの原産地であるアフリカのカラハリ砂漠には、野生のスイカがあります。糖度の低いこのスイカは食べ物としてよりも水として利用されています。 この地に住むブッシュマン(コイサンマン、サン、グウィなど多様な呼び名を持つ)は、ボツワナ共和国の定住化政策によって井戸のある町への定住を促されていますが、定住... 続きをみる

  • 自己暗示 動画作りました

    『自己暗示』 物質文明の限界を超えるための鍵となる生物の能力 書評 『自己暗示』 生物全般が持つ、健康で意欲的な状態こそが通常の状態であると感じる気持ち そして、物質的な制限を越えて、豊かさや幸福感をもたらせてくれ、限界の中で生きることを可能にするかもしれない、生命の備えた能力ととらえることもでき... 続きをみる