るびりんブログ

鼻に風の当たる場所でなければ、頭がぼんやりしてしまって考えることができない。

2017年4月のブログ記事

  • 「不実な美女か貞淑な醜女か」

    文章力の怖さは、楽しく面白い文章であれば、虚構を信じ込ませることができる点だ。 むしろ、楽しい文章でなければ内容を伝えることもできない。 そうして、事実ではない情報が事実として広まり、人間界ができていく。

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  • 火を放つ

    オーストラリアの先住民、アボリジニは、狩猟採集の暮らしを続けてきたが、他の地域の狩猟採集者たちとは一風変わっていた。火を巧みに操って、草原や疎開林を頻繁に焼いてきたことである。 森林に火をつけよ オーストラリア・アボリジニの炎のコントロール 一説によると、1万年前にはすでに農耕を知っていたかもしれ... 続きをみる

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  • みどり

    凶暴な緑 侵略する緑 阻む緑 圧倒する緑 過酷な緑 争う緑 太陽と水の恩恵があるとき 緑は強い

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  • 見えない世界

    私たちは目に見えない小さな生き物に囲まれて暮らし、 目に見えない空気を吸って生きる。 土に埋もれた樹の根も、 樹の幹を流れる水も、 私自身の背中でさえも 私の目には見えない。

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  • 生物の形は生き方に合わせて決まって来る。 摂取できる栄養の量、運動機能、捕食者たちとの関係などの要素がからまっている。 人為的に生命を形作ることなどできやしない。

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  • サイコパス

    最近、目にすることが多くなった言葉である。 しかし、心の不思議を知っている人たちからすれば、このようなレッテル貼りに違和感を感じることだろう。 心は、周囲との関連において変化していくものである。肉体の病気とは異なり、はっきりと区別できないことも多く、症状の表れ方も千差万別であって。 それだけではな... 続きをみる

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  • 猫の恋

    オスネコとメスネコは発情期でなくても仲が良い。 オスネコが母のようにメスネコの顔を優しくかんでマッサージしてやったり、抱き合って寝ていたりする。 だがしかし、嫌がるメスネコにむりやり交尾をせまり、メスネコの背中を強くかんで押さえつけてしまうようなこともある。 我が家にはオスが二匹と、このオスたちの... 続きをみる

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  • 生きものに学ぶ

    獲物を狙う動物は距離感をつかみやすい前方を向いた目をしている。 狙われる側の動物は、全体を見通しやすい横向きの目をしている。 猫は小型の獲物を狙うことで小さい縄張りがあれば生きていける。 ライオンは大型の獲物を狙わなければ費やす体力とつりあいが採れず、大きな縄張りが必要である。 草食動物たちは、少... 続きをみる

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  • 生きるということ

    言葉の魔力によって定住化が可能となった人類。 定住化の影響がどのようなものであったのかを象徴する動画を紹介したい。 ここに登場する人たちは、狩猟採集者たちである。多くは遊動生活をしている。すなわち一定のテリトリーの中を季節に応じて移動しながら暮らしている。 よくみると、子どもが多く、老人がほとんど... 続きをみる

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  • 定住しない世界や言葉のない世界を想像してみよう

    言葉という道具が作り出す魔界について 別のブログに書いた。 人類学の知識や陰謀論の知識のない人には何を言っているのかわかりにくい内容になってしまっているだろう。 簡単に言うと、人類学は、言葉を持ったことで私たちは大型霊長類の生態としてはありえない「定住」という形態を手に入れたのであると伝えている。... 続きをみる