るびりんブログ

鼻に風の当たる場所でなければ、頭がぼんやりしてしまって考えることができない。

2017年7月のブログ記事

  • 眼鏡と入れ歯がくれた命

    高校卒業の頃に悪くなった目は、それ以来悪化を続け、眼鏡を作り直すたびに度が進んだ。今では眼鏡がなくては何もできない。 甘い物好きがたたって、右下の歯が親知らずを含め3本欠けたため、部分入れ歯を入れた。 こうして、50代を迎えて見ると、人の活動の最盛期は30代あたりにあり、50歳という年齢はもう、仕... 続きをみる

  • 昨日の記事はウソでした

    足跡を残し、 野草を食べていたのは カモシカでした。 糞があったので 調べてみたところ、 カモシカの糞でした。 ウサギやイノシシではないことはわかっていたので、 タヌキかなと思いましたが、 カモシカとは思いませんでした。 野草の茎の上のほうだけを食べるのは カモシカの食べ方なのでしょう。 イノシシ... 続きをみる

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  • 山でイノシシを感じる

    山へ行ってきました。 急な斜面と、その谷間にある平坦な湿地と、 この斜面と湿地の境界を流れる小さな流れのある、 なかなか面白い地形の山でした。 奥行き100メートルほどのほんの狭い場所です。 道のない山でしたが、湿地部分はひどくぬかるみもしない割に草木が少なく、 道路脇の藪を抜けてしまえば、なんと... 続きをみる

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  • 生命にとって心地よい生き方は生命らしい生き方

    『逝きし世の面影』という名作がある。 この本を読んでから 今の世界を見直してみると、 大きな矛盾に気づく。 明治維新以降日本は近代国家になって 身分制度もなくなり、 やがて普通選挙も実施されて だんだんとよい社会になっているはずだった。 実際には、 日本だけでなく 世界中が救いをなくしている。 情... 続きをみる

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  • 動物園にて

    久しぶりの動物園。 檻の中の動物たちが 野生にいるときに出会ったことを想像しながら 回ってきた。 まったく目の会わない動物たちもいた。 チンパンジーやゴリラ、オランウータン、フクロテナガザル、そしてライオン。 でも、檻の前に立ち止まった私に、 何かを期待するように視線をくれる動物たちもいた。 鳥 ... 続きをみる

  • ゆっくり燃えれば花火、一気に燃えれば爆発

    私たちはゆっくり燃える命を感じる 不器用で 制約ばかりで 苦しみや 不快の多い 時間そのものを 命として過ごす。 このまま 苦しみや不快を減らし、 効率性を目指した(頭で考える)世界が 実現されていってしまうと 私たちはゆっくり燃える命を持たなくなる。 それは線香花火を楽しむ時間がなくなり、 ダイ... 続きをみる

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  • 作られた世界

    私たちの生きる場所と 人類が長く続けてきた生活がまだ残る場所の 違いを表そうと 絵を描いてみた。 片方に私たちが生きる場所を象徴する言葉を集めた。 中央銀行 世界銀行 IMF 開発 経済発展 Facebook 国連 ユニセフ… さて、もう片方に何と書こうかと迷った。 お日様 水 山 カラハリ 熱帯... 続きをみる

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  • きかいか

    田舎ではエンジン音が鳴り響く。 草刈り機 農薬噴霧器 トラクター 耕運機 草刈り機のむき出しのエンジンはけたたましい。 機械によって暴力的に破壊されていく世界で 小さな虫やカエルが潰されていく。 しかし、 市場経済に組み込まれた生活は、 草刈り機を使う以外の選択肢を与えない。 市場経済は いろいろ... 続きをみる

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  • ハキリアリが勢力を広げることと、西洋文明が世界を覆うことは本質的に同じ

    『ハキリアリ 農業を営む奇跡の生物』を読んだ。 人類の未来を考える上で多いに有用な情報を得ることができた。 ・社会性の昆虫は単独生活を送る昆虫よりも優位である ・農耕に手を染めることで利用できる資源が増える ・葉を運ぶための専用の道を整備することで効率が高まっている ・ハキリアリたちの進化は比較的... 続きをみる

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  • 脱洗脳

    小石を積むように1冊ずつ選びながら読んだ本たち。 覚醒する心体 ピダハン 子どもの文化人類学 逝きし世の面影 食べられるシマウマの正義 食べるライオンの正義 森の猟人ピグミー 偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている 水木サンと妖怪たち: 見えないけれど、そこにいる アボリジナル... 続きをみる

  • 断食。不眠。水断ち。

    『ほとんど食べずに生きる人』がいます。 修行として、ほぼ7日間不眠、断食、水断ちを続ける人もいます。 (『『この世に命を授かりもうして』) こうした人々は、子を生み育てるという営為の中でこうした超人的な能力を発揮しているわけではなく、そうした生物としての活動とは離れたところで行っています。 一方、... 続きをみる

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  • 歌と踊り

    比較的テンポの速い単調な動きの繰り返しは 誰にでもできて アドレナリンを適度に出すことができる 手段になる。 特別な人だけが 訓練を積んだ果てにできて 他の人々を楽しませるものではない。 もしも、こうした歌や踊りが 人の本来の歌や踊りであったとしたら 私たちはいつかそれを忘れている。

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