人は大型霊長類として、一定のなわばりの中を、離合集散可能な群れを作って移動しながら暮らしていました。この時代、散在する食料などの資源を巡って移動する生活は、個体を抑制し、大規模で全面的な闘争は起きにくい状態にありました。 水産資源の利用によって定住したこと、備蓄するようになったこと、さらには農耕を... 続きをみる
2016年11月のブログ記事
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言葉という不完全で癖の強い道具と付き合っているうちに 私たち人類は勘ちがい野郎になってしまった。 たとえば猫たちなら決して持たないであろう抽象概念を 私たちはこの世の真実を反映した言葉なのだと 思い込むようになってしまった。 私たちは、神、正義、平和、民主主義、権利などの言葉を使って、 自分を正当... 続きをみる
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文明の支配者はヒトの本来の生き方を否定して、ヒトから搾取する
私たちが本来の生き方をしている間、 私たちは余剰生産物を生みださない。 個体数を増やすこともなければ 経済発展することもない。 貯蓄もなければ 老後や病気に備えることもない。 私たちは動物として 裸体のまま過ごし、 動物として遊び、 動物として子を育み、 動物として死を選び、 墓場も持たずに大地に... 続きをみる
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ジョン・レノンのイマジンに乗せて「思い出そう―森で生まれた私たち」改訂版 記事: 思い出そう―森で生まれた私たち 冬の山に一人で登った日、 雪は頂上付近でもせいぜい30cmくらいで 下山だけなら駐車場まで1時間弱の山ではあっても、 私はいつになく緊張しながら足を進めた。 それは、命の確かさを感じた... 続きをみる