るびりんブログ

鼻に風の当たる場所でなければ、頭がぼんやりしてしまって考えることができない。

2017年9月のブログ記事

  • 「社会を大きくして暮らしと社会を切り離せ」と支配者たちは考えた

    動物のように暮らしていた頃と大きく変わらないままで 近代まで続いていたのが集団の規模だ。 まだサルに近い生き方をしていた頃と比べれば、 1万数千年前に定住し、農耕を開始して以降、集団の密度は濃くなり、 日常的に関わり合う相手が少し増えたのは事実だ。 それでも、普段の暮らしは集落の中にほとんど閉じて... 続きをみる

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  • 世界が私たちに属すのではなく私たちが世界に属す

    世界に属しながら生きているのは、 遊動する狩猟採集者たちだ。 大型霊長類であるヒトたちにとって 遊動する狩猟採集生活は本来の生き方だ。 しかし、文明社会に生きる私たちは違う。 野草を取る代わりに野菜を育て 木の実を取る代わりに果樹を育て イノシシを狩る代わりにブタを育て シカを狩るかわりに羊や牛を... 続きをみる

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  • 二つのあり方

    世界を良くしていこうとするあり方と 世界をそのままに保とうとするあり方 私たちが投げ込まれた社会は前者だ よりよい明日を目指して こんなにも進歩した こんな問題があるから解決しよう こんな素晴らしいビジョンがあると聞かされる。 実際にやっていることは 死ぬべき命を救い、 生命のあり方をゆがめ、 世... 続きをみる

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  • 5万年前

    たくさんの変わった動物たちが住んでいた。 シベリアのマンモス 北米のマストドン 南米の巨大なナマケモノやアルマジロ オーストラリアのディプロトドン ヒトだって、そうだった。 ネアンデルタール人(主にヨーロッパ) デニソワ人(ロシア・アルタイ地方) ホモ・フローレスエンシス(インドネシアのフローレス... 続きをみる

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  • 論理やデータに殺されかけた心を蘇らせる

    私たちが水を飲んで「おいしい」と感じるならそれはセイレイの力です。 新鮮な空気を吸って「生き返る~」と感じるのもセイレイの力です。 深い淵や巨大な岩を見て、人を超える大きさを感じたり、朝露のきらめきを美しいと感じるのもセイレイの力です。 本当は、セイレイや精霊ではなく別の言葉を当てはめたほうがいい... 続きをみる

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