るびりんブログ

鼻に風の当たる場所でなければ、頭がぼんやりしてしまって考えることができない。

常識を疑う:動物と本能

名著紹介『猫になった山猫』―猫について語るなら読んでおきたい名著

書評『猫になった山猫


動物たちの生態は環境に応じて大きく変化するようです。


ライオンは、オスとメスが別々に暮らしていましたが、15年程前から産業の発展や人口増加に伴って生活環境が悪化したため、メスと子どもによる群れにオスが接近するようになったということです。(『サバンナの動物親子に学ぶ』63ページ)


そもそも群れを作ることのない猫科の中でライオンが群れを作るようになったのにも、理由があるといいます。

ライオンが「プライド」を形成した理由

ネコ科で唯一群れを形成するライオン。ライオンが群れを形成するようになったのは、ブチハイエナ、リカオンの存在が大きいといわれます。ブチハイエナやリカオンは基本群れで行動し、獲物を捕まえます。そして動物間でも争いが起きます。その時ライオン1頭では何十頭といるブチハイエナなどの群れには勝てません。それに対抗するためプライドという群れを作ったのではないかといわれています。

ライオンの生態|野生動物、絶滅動物の図鑑サイト/TOMORROW is LIVED



動物たち少なくとも哺乳動物の行動を理解するには、私たちと同じように思考力を使い、同じような感情を持って生きていると考えたほうがよさそうです。