るびりんブログ

鼻に風の当たる場所でなければ、頭がぼんやりしてしまって考えることができない。

命の輝き

光と水と空気が命を育み、
命は輝きを見せる。


しかし、命は過酷である。


命が輝きを見せるのは
新陳代謝の激しさがあるからだ。


次から次へと生まれる命が
輝きを増す命が育つ一方で
多くの命は親から受け継いだ多少の不都合や運の悪さによって
おさなくして消えていく。


おさない時代を乗り越えて
輝いたかに見えた命もまた
ケガ、病気、老いによって
消えていく。


人の能力は
乳幼児死亡率を劇的に低め、
多くの人々の長生きを可能にして、
新陳代謝の激しさを少し
弱めたかに見える。


それが、はかない希望だったことを
私は知った。


命が輝く世界は、
激しい新陳代謝だけが実現する世界なのだ。


新陳代謝を弱めていけば、
やがて命の世界そのものが
消え失せてしまう。





多産多死、短い寿命の中でしか
命の輝きがないとすれば、
私たちはどうすればよいのだろうか。