サンダルで歩いて
私は生活の中であまり歩かない。買い物に行くときに歩く程度である。ただ、外を歩くときは、踵ひもの付いたサンダルを履いて歩くことにしている。
([ダンロップ] DUNLOP DCS 62 メンズ コンフォート トング サンダル)
以前の製品と比べて小指側の皮が少なくなっているため少し歩きにくくなってしまったが、それでも概ね気に入っている。
さすがに真冬はあかぎれができたのであきらめてしまったが、ほぼ通年これで通している。その結果、私の足はこのサンダルの形に日に焼けることになった。それだけではなく、外に出ている部分は皮も厚くなり、丈夫になっている。
そうなってみてわかったのは、そのような丈夫な皮膚を持った状態が生物として正常な状態であり、私たちのように、靴下を履き靴を履き、歩くことも少ない日々によって、なよなよとした皮膚で覆われた状態は異常なのだということだった。
本来であれば、正常な状態として受けとめられるたくましい皮膚を、私たちは、みじめな生き方の証であるかのように思い込んでいたのだった。裸足で歩くネパールの人々の足は幅も広く、がっしりとしている(『家畜になった日本人』)。
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