逆が正解→大切なことは、規模を拡大しないこと【衆院選挙によせて】
スモールイズビューティフル
まだ読めていない本だが、石油危機の到来前に書かれ、原子力を扱うことの恐ろしさをすでに指摘した本として、再読を促されている本でもある。
老子の小国寡民にも通じている。
さて、私がつくづく思うのは、規模の小ささこそが大切だということである。
私たちが、自動車を利用したり、電気を利用したりしようとすれば、私たちの住む場所では得られない資源に依存することになる。
私たちが、高度な医療を欲したり、珍しい食べ物を欲すれば、やはり他の地域に依存することになる。
こうして依存することで作られる世界では、経済こそが力となり、政治は見せかけだけのものとなる。だから選挙など無駄なのだ。
皆が、よりよい明日を目指した結果は、経済によって縛りつけられた人々が「主権者」として丸めこまれ、経済ではなく政治を語って、まだ夢を追いかけている世界であった。
電気や自動車、医療という「恩恵」を受けるためには大きな経済を必要とし、その結果として、私たちは経済のいいなりにならざるを得なくになった。
ならば、どうすればよいのか、答えは簡単だ。
恩恵を捨てて、他の地域への依存をできるだけ低下させた、ちいさな社会を第一の目標とすることだ。
経済を拡大しなくては得られないものをすべて諦めて、小さな社会でも実現できる暮しを受け入れる。
そうしてやっと、私たちは経済の呪縛から解放される。
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