るびりんブログ

鼻に風の当たる場所でなければ、頭がぼんやりしてしまって考えることができない。

はかない生

社会に貢献すること
夢をかなえること
大勢の人が葬式に列席するような立派な人物になること
お金持ちになること



そんなことが大事だと思い込んでいるのは、
生と死を意識しない環境に投げ込まれているからではないだろうか。



動物たちは
母と子の密接な時間を過ごすことで
心を成長させていき、
思いっきり遊ぶ時間を過ごすことで
生きる知恵や身体能力を身につける。



文明は、そのような機会を奪う方向にばかり進んでいはしないだろうか。



季節と向きあい
自然と向きあい
生の意味と向きあうためには


私たちの投げ込まれた社会は
あまりに束縛が多すぎはしないだろうか。


何かが間違っているはず。


ピダハン』や
奈良時代の貴族と農民』や
間引きと水子』や
子どもの文化人類学』のヘアーインディアンや
世界システム論講義』や
逝きし世の面影』や
人間が好き』…


これらの本にももちろん
人を束縛するばかりの価値観の影響はある。
しかし、本当の生き方を思い出すヒントもたくさんある。


文明社会に縛られたとき
私たちは死んで大地に帰ることさえ
できない。